
タフティ・ザ・プリーステスの中で繰り返し登場する「気づきの中心点に意識を向ける」という言葉。
でも、「気づきの中心点って、具体的にどこ?」「どうやって意識を向ければいいの?」と、戸惑った方も多いのではないでしょうか。
この言葉は、タフティを実践するうえでとても大切なキーワード。でも、曖昧なままにしておくと、せっかくの引き寄せパワーがうまく働かないかもしれません。
・「気づきの中心点」とは何なのか
・それが体のどこにあるのか
・なぜ重要なのか
・意識を向けることでどんな変化が起こるのか?
といった点を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
「なんとなくわかったつもり」から一歩踏み出し、現実創造の力をより強く発動させましょう!
気づきの中心点とは?タフティが伝える意識のフォーカスポイント
タフティ・ザ・プリーステスを読んでいると、たびたび出てくる「気づきの中心点に意識を向ける」という言葉。
でも、初めて聞いた人にとっては「気づきの中心点って何?」「どこに意識を向ければいいの?」と、ちょっとわかりにくいですよね。
この“気づきの中心点”を理解するために、まず知っておきたいのが、タフティが紹介している 「外部スクリーン」と「内部スクリーン」 という考え方です。
いま目の前に見えている現実の世界。例えば、部屋の景色や歩いている街並みなど、五感で感じられる「外の映像」です。
頭の中でぐるぐる巡っている思考や、過去の記憶、未来の心配など。つまり「内側の映像」、自分の中でずっと再生されている心のドラマのようなものです。
私たちはふだん、この内部スクリーンに意識を持っていかれがち。
気づけば、目の前の現実よりも頭の中の考えごとに夢中になっていることって、ありますよね。
そこでタフティは、「そのふたつのスクリーンのちょうど真ん中意識を置いてみて」と提案しています。これが、気づきの中心点に意識を向けるということなんです。
彼女はこれを「自分を見て、現実を見る」というシンプルな言葉で表しています。
つまり、自分の思考に巻き込まれずに、一歩引いたところから「自分」と「現実」を同時に観察する感覚。まるで、映画の登場人物と観客の両方を同時に感じているような、不思議だけど静かな意識の位置です。
このポジションに意識を戻すことで、思考のノイズがスッと静まり、現実をクリアに見つめることができるようになります。そしてここから、タフティが教える「現実を動かす力」が本格的に働きはじめるのです。
気づきの中心点はどこにある?身体のどの部分に意識を置けばいいのか
「気づきの中心点に意識を向ける」と言われても、
「で、実際それって身体のどこにあるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
本の中でタフティは明確な身体の位置を示しているわけではありませんが、
実践している人たちのあいだでは、ある共通した感覚が語られています。
それは、首のうしろ〜肩甲骨の上あたりのエリア。
ちょうど背中の上の方、首のつけ根から肩甲骨にかけての“中心”に、
ふわっと意識を置くようなイメージです。
ここに意識を向けると、頭の中の思考(=内部スクリーン)から少し距離を置いて、
「自分を見て、現実を見る」という観察者の視点に自然と切り替わりやすくなるのです。
チャクラの観点から見た「気づきの中心点」
実はこのエリア、エネルギーの流れ=チャクラの観点から見ても、興味深いポイントなんです。
場所的には、喉のチャクラ(第5チャクラ)とハートのチャクラ(第4チャクラ)のちょうど中間あたりに位置します。
●ハートのチャクラは、愛や調和、他者とのつながりを司ります。
この“2つのチャクラの間”に意識を置くというのは、
自分の内側と外側、感情と表現、心と現実のバランスを整えることにもつながります。
「思考にとらわれず、自分を見て、現実を見る」
タフティがそう語る意識状態は、まさにこのエネルギー的な中間地点を感じることで得られるのかもしれません。
エネルギーに敏感な人の中には、
「背中がじんわり温かくなる」「軸が通った感じがする」という声もあります。
最初はなんとなくでかまいません。
背中の上のあたりに、そっと意識を置いてみてください。
何度か練習していくうちに、「あ、ここかも」と感じられるようになっていきます。
なぜ気づきの中心点が重要なのか?現実創造との深い関係
ここまでで、「気づきの中心点とは何か」「身体のどこに意識を置けばいいのか」について見てきました。
では、なぜタフティは繰り返し「気づきの中心点に意識を向けることが大切」と言っているのでしょうか?
それは、このポイントに意識を置くことが、現実を変える力の“起点”になるからなんです。
気づきの中心点は「観察者」としてのスイッチ
私たちがふだん生きている中で、気がつけばいつも頭の中の思考(内部スクリーン)に巻き込まれています。
「どうしよう」「うまくいかない」「あの人がこう言った」など、
思考の渦の中にいると、現実のスクリーン(外部スクリーン)にある“いま、ここ”を見失ってしまいがち。
タフティは、そんな状態から抜け出すために
「気づきの中心点=観察者の視点」に戻ることをすすめています。
この“観察者”とは、思考や感情に流されず、
静かに、自分と現実を見つめる「意識の軸」のようなもの。
そこに立ち戻ることで、私たちは初めて「意図的に現実を選ぶ」ことができるようになるのです。
スクリーンに“のまれない”=現実に振り回されない
現実は映画のスクリーンのようなもの、とタフティは例えています。
私たちはつい、映画の登場人物のように、出来事に反応して振り回されがちですが、
スクリーンを見ている“観客”の立場に戻ることで、「現実に飲み込まれず、自分が主導権を持つ」状態に入ることができます。
つまり、「私は今、どんな映画を観ているのか?」と、一歩引いて気づけるようになる。
その気づきこそが、新しい現実を選びなおす第一歩になります。
振り子に巻き込まれないための「気づきの中心点」
もうひとつ、タフティが強調しているのは、
この「観察者の視点=気づきの中心点」が、振り子に巻き込まれないための防波堤になるということです。
振り子(ペンデュラム)とは、集団の感情や思考の波に引っ張られるエネルギー構造のこと。
ニュースや人間関係、不安、怒り、正義感など、外側の出来事に過剰に反応すると、
私たちは無意識にその“振り子”のエネルギーに飲み込まれてしまいます。
気づきの中心点に意識を戻すことは、
そうした振り子の揺れから一歩引いて、自分の軸を保つための最もシンプルで効果的な方法なんです。
「自分を見て、現実を見る」というタフティの言葉は、
まさにこの“巻き込まれないポジション”を指しているのだと思います。
気づきの中心点は「今、ここ」にアクセスするゲート
気づきの中心点に意識を置くことは、言い換えれば**「今、ここ」に意識を戻すこと**でもあります。
思考はいつも過去や未来へ飛びがちですが、
現実を動かせるのは「今、この瞬間」のみ。
観察者としてのポジションに戻ることで、
自分の思考や感情の流れに気づき、選び直すことが可能になるのです。
そしてその状態こそが、タフティが伝える「映画のフィルムを入れ替える=現実創造」の土台になるのです。
気づきの中心点に意識を向けると起こる変化とは?〜タフティ流の“目覚め”とは〜

タフティは、私たちの普段の意識状態を「ただの映画の登場人物」に例えています。
つまり、あらかじめ用意された台本通りに反応し、無意識にシナリオに従っているだけの状態です。
そんな中で「気づきの中心点」に意識を向けることは、
映画のスクリーンの中で役を演じるだけの自分から一歩抜け出し、自分自身で物語の監督になり、脚本を書き換える力を手に入れるようなもの。
この場所に意識を戻すことで、私たちは「プレゼンス(存在感)」を得て、目覚めた状態で現実に向き合えるようになります。
“目覚めた登場人物”になるとは?
通常の状態では、私たちは自動操縦のように感情や思考に振り回され、映画の流れに身を任せています。
しかし、気づきの中心点に戻ることで、初めて「自分は今、どんな役を演じているのか?」を客観的に見られるようになります。
これがタフティの言う「目覚めた登場人物」
自分の感情や思考、行動をコントロールできる、自律した意識の状態です。
変化の具体例
この目覚めた状態になると、
- 無意識のうちに反応していた感情の波から離れ、心が穏やかになる
- 起こる出来事を客観的に見つめ、冷静に選択できるようになる
- 自分の本当の望みや目的に気づき、それを大切にできる
- 自分で現実の“脚本”を書き換え、望む未来を引き寄せやすくなる
という変化が自然に起こってきます。
タフティの教えでは、気づきの中心点に意識を向けることは、
「ただ流される登場人物」から「自分自身を自覚し、コントロールできる目覚めた登場人物」になるための鍵。
この「プレゼンス」を手に入れた瞬間から、私たちは自分の現実を主体的に動かす力を発揮できるようになるのです。
気づきの中心点の感覚をつかむための簡単ワーク
気づきの中心点の感覚は、頭で理解するだけではなかなかつかみづらいものです。
そこで、タフティ流の「気づきの中心点」を体験的に感じられる簡単なワークを紹介します。
毎日数分でできるので、ぜひ試してみてくださいね。
1. 呼吸に意識を向けてリラックスする
まずはゆったりとした姿勢で座り、目を閉じましょう。
鼻からゆっくり息を吸って、口からゆっくり吐き出します。
吐くときに「気づきの中心点が持ち上がってくるイメージ」を持つと効果的です。
この呼吸は心身を落ち着かせ、意識を外部スクリーンと内部スクリーンの間に戻す準備になります。
2. 内部スクリーンと外部スクリーンの間に意識を置く
次に、頭の中の思考(内部スクリーン)と目の前の現実(外部スクリーン)の両方に気づきながら、
その間にある「観察者の視点=気づきの中心点」に意識を向けてみましょう。
難しく感じたら、「自分を見て現実を見る」というフレーズを心の中で繰り返すのもおすすめです。
3. 自分の身体の中心、特に背中の首の付け根〜肩甲骨の間あたりに意識を集中する
タフティはこのあたりを「気づきの中心点」として重要視しています。
そこに軽く意識を向けることで、プレゼンス(存在感)を感じやすくなります。
呼吸と合わせて、息を吐くときにその部分が少し持ち上がるようなイメージを持つと良いでしょう。
4. その状態で数分間じっと観察する
感覚がつかめなくても大丈夫。
ただ「気づきの中心点」に意識を置いている自分を観察し、呼吸に合わせてその場所を感じ続けてみましょう。
これを繰り返すことで、徐々に「観察者の視点」が日常でも自然に使えるようになります。
気づきの中心点の感覚は、続けることでどんどん磨かれていきます。
タフティの教えにある「目覚めた登場人物」として生きる第一歩として、ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね。
まとめ:気づきの中心点をマスターして、望む現実を加速させよう!
タフティが繰り返し語る「気づきの中心点」は、単なるスピリチュアルな言葉ではなく、
私たちが目覚めた意識で人生を創っていくための、非常に実践的な鍵です。
ふだんの私たちは、現実という映画の中で“登場人物”として流されるままに生きてしまいがち。
けれど、気づきの中心点に意識を置くことで、その映画の中にいながらも、
自分自身を“観察する視点”を持つことができるようになります。
それはまさに、「無意識の登場人物」から「自分で現実を動かす、目覚めた登場人物」へのシフト。
この視点を持つことで、
- 心が静まり、自分軸を保ちやすくなる
- 外側の出来事に振り回されなくなる
- 自分の本当の望みが見えてくる
- 意図をもって、望む現実を選び直すことができる
そんな変化が自然と起こっていきます。
気づきの中心点の感覚は、一度で完璧に理解できるものではありません。
でも、毎日少しずつ意識を向けることで、その精度はどんどん高まっていきます。
どうか焦らず、ゆっくりで大丈夫です。
呼吸とともに意識を整え、あなた自身の“プレゼンス”を取り戻していきましょう。
気づきの中心点をマスターしたとき、
あなたの現実は、これまでとはまったく違った輝きを持って動きはじめるはずです。
「私は、自分で現実を創る存在である」
タフティが伝えるこの意識を、今日からぜひ、体験していってくださいね。